紅葉と同時に桜が開花するシキザクラの地『小原町』。現世(うつしよ)と隠世(かくりよ)が交わるこの土地で、幼い日の『三輪 翔』は巫女の舞を見つめていた。
それから八年後。
高校生となった翔は、校外学習で名古屋市博物館に向かう途中、不思議な少女『明神 逢花』と出会う。道に迷っていた逢花を見かねて道案内をかって出る翔であったが、そのせいで遅刻してしまう。遅刻して博物館にたどりついた翔は周囲の様子がおかしいことに気づく。謎の怪物『オニ』の襲撃が始まったのだ。逃げ惑う翔の危機を救ったのは、パワードスーツに身を包んだ一団であった。パワードスーツとオニの激しい戦いが始まる。戦いの中で翔は逢花と再会するが、逢花はオニに襲われる。ヒーローに憧れる翔は、オニから逢花を救おうと奮闘するも、逆に窮地に陥る。そんな中で、翔はイバラと名乗る謎の存在と出会う。イバラが翔につきつけた選択とは。