右近は春子を同類と見込んで、己の野望を打ち明ける。春子も右近も己の中に「オニを飼っている」存在だった。春子は楓を守るため、右近と手を組むことにする。
翔は夢の中で、イバラの過去の戦いを知る。イバラが翔に何かを伝えようとしているのだ。
シキザクラの儀式を行えば、全てのオニを隠世に送りかえすことができる。だが、現世と隠世のつながりを絶つためには巫女が隠世に渡らねばならず、儀式を行った巫女が犠牲になってしまう。
逢花を失いたくない翔は、逢花に生きて欲しいと望むが、逢花は既に覚悟を決めていた。
深夜、翔と逢花のもとに紅緒が訪れる。逢花を連れ戻しに来たのだ。翔と対峙する紅緒。逢花は渡さないと啖呵を切る翔。紅緒も妹の逢花を死なせたくない。だが、逢花が犠牲にならなければ世界は終わる。明神の巫女は儀式を行うために生きてきたのだ。逢花を守るため、翔と紅緒の死闘が始まる。